ホームヘルパーの仕事に就くには

ホームヘルパーは、介護を必要としている利用者の自宅を訪問して介護を行う人のことです。訪問介護員とも呼ばれています。仕事の内容は、介護を必要とする利用者によってことなりますが、ケアマネージャーが作成した介護内容の計画プランを元に、身体介護や家事の援助、医療機関との連携などをサポートします。

訪問介護員、ホームヘルパーとして仕事に就き訪問宅で介護行為を行うためには、介護職員初任者研修を修了する必要があります。一昔前はホームヘルパー2級という資格が該当していましたが、認定制度の廃止に伴い新たに設けられた認定制度です。利用者の身体に触れる介護をする場合には、必ずこの資格を持っていなければなりません。

介護職の資格はいくつかあり難易度もさまざまですが、介護職員初任者研修は介護職に就くにあたって、スタートの資格といってもよいです。介護職員初任者研修は、130時間の講習を受け、カリキュラム修了後に筆記試験に合格すると修了の認定資格がもらえます。合格基準も70点程度に設定されているので、難易度の高い試験ではありません。各都道府県の研修実施校で講習を受けることができます。

試験合格後は有資格者として介護業界で幅広く働くことができます。資格を持っていない人よりも勤務先の候補も広がるので、自分の条件に合う職場を選びやすくなるといえます。資格を保持しておくことで信頼され今後のキャリアアップにもつながるので、ホームヘルパーとして、また介護業界で働きたいという人は持っておきたい資格です。